[保育園だけじゃない?!]保育士資格を生かす仕事7選
2021年9月21日 掲載
保育園以外に保育士の資格を活かせる職場ってあるのかな?
もちろん!保育園以外にも様々な場所で保育士は必要とされています
今回は、保育士としてどのような場所に就職できるのか?また施設の特徴、メリット・デメリットを含めながら解説するよ
保育施設編
企業内保育所・院内保育所について解説します。これらは働く従業員のための保育施設となるため、一般的な保育施設とは色々な部分か異なっています。
1. 企業内保育所
産後のお母さんが早く復帰、また仕事をしながら育児をすることができるように企業側で用意した保育所の事を企業内保育所と言います。
業務内容としては、一般的な保育施設と大きく変わらず集団生活をしながら、生活習慣の確立・発達のサポートをしていきます。
開園・閉園時間は保育所独自ではなく企業の始業と就業時間によって変わります。
そのため比較的土日はお休みになることが多いです。勤務場所も企業内の一角を使うため小規模となることが多く、園庭・ホールがないことが多いため、運動家などの大きなイベントも少ない傾向にあります。
企業内保育所のメリットとして、業務の負担は少ない面がある一方、スキルアップに対しては不利な面もあります。
また、企業の社員と同じ待遇を受けることができる一方、企業の業績に左右されるなど、メリットとデメリットが隣り合わせであるのが特徴です。
2. 院内保育所
院内保育所は病院内で働く、主に医師や看護師の就業時にお子さんを預かる保育施設です。
病院での業務は基本的にシフト制で夜勤業務もあるため、院内保育所もそのシフトに合わせて働くこととなります。
院内保育所も基本的な業務内容は一般の保育所と変わりはありません。
しかし、院内保育は、病院で働く医師や看護師はシフト制となるため、その勤務に合わせた子どもの受け入れが必要となります。
早朝勤務・遅出勤務あるため、企業所内保育所よりも登園時間はバラバラとなり、そして子どもの人数もバラバラです。
また夜勤勤務もあるため、保育所自体は24時間開園していることもあります。
最大の特徴として、夜勤があることが前提な点は、他の保育施設と大きく異なる点でもあります。
手当として夜勤手当が支給されますが、夜勤業務も行わなければならないデメリットも存在します。
3. 保育ママ
保育児童解消の目的で2010年の児童福祉法改定により、「保育ママ制度」ができました。
保育ママ制度の正式名称は「家庭的保育事業」で、保育サービスの普及促進・支援充実のため国が定めた制度です。
まだ比較的新しい制度ですが最大の特徴は自宅を保育所として使用できることと保育ママ1人に対して3人まで、保育補助者がいる場合は5人までの少人数保育であることが上げられます。
(出典; 大阪市家庭的保育事業等の認可に関する審査基準)
基本的な仕事内容はそこまで一般の保育園と変わりありません。
少人数保育のため 園児とじっくり関わることができます。
また個人事業主として個人で開業しますので保育方針も決めることができ、理想を現実にすることができます。
メリットとしては、理想を現実にできて、きめ細やかなサービスを提供できたり、保護者との距離が近いことが上げられます。
また自治体からの補助金もサポートとして受けられるため働きやすい環境を自らで作ることができます。
一方、働き手が限られるため責任が重くなったり、体調不良で休む場合は他の保育者と変更でないといった事がありデメリットとして上げられます。
4. 学童保育所
学童保育所の対象は6歳から12歳までの小学生となります。学童保育は、幼児保育とは目的が異なり、学校の終わった放課後・土日、夏休みなどの長期休みの保育を前提としています。
また子ども自身の意見や行動を尊重し自立心を育成することに焦点を当てています。
学童保育所は対象の年齢が違うため、一般的な保育園との仕事内容とは出勤時間や関わり方が変わっていきます。
出勤時間は平日は10時からで土曜日は8時からが一般的となります。
学童保育で宿題をする子どもはいますが勉強の指導をすることはほぼなく、一緒に遊んで楽しむといったことが主なところです。
そういったところは保育所と変わりありませんが、対象年齢が違うため遊び方もダイナミックな遊び方となります。
メリットとしては、事務作業と関わる時間のメリハリがあり、また残業がほぼないといったところです。
一方、デメリットとしては対象が小学生となるため、遊び方も関わり方も変わってきます。
また体力も保育園児よりも付いてきますのでよりダイナミックな遊び方に変化していきます。
そのため、男性保育士の割合が多いという特徴もあります。
福祉施設編
福祉施設とは、事情により保護者の養育を受けられない子どもを預かって養育する施設です。
そのため、子どもたちにとっては家と同じ存在となります。
5. 乳児院
乳児院の対象年齢は0~2歳で、その後は親元で帰るか、里親のもとへ行くか、児童養護施設に行くことが一般的です。
保育園の違いとして24時間体制で子どもの「養育」を行う点があります。
乳児院は子どもたちが住む場所で、送迎する保護者がいません。
そのため24時間体制で保育を行っていきます。新生児の対応もしますので3時間おきのミルク、夜泣きのケアなど対応は多岐にわたります。
乳児院の最大の特徴は子どもの生活の場ということです。24時間体制で保育をするため、そのため子どもとの距離が近くなります。
一方、夜勤があるため、生活のリズムが崩れやすく体調管理がその分難しくなる傾向があります。
6. 児童養護施設
児童養護施設とは事情により家庭での生活が困難になった児童を保護し、擁護する目的の施設です。
対象年齢は乳児を除く18歳までと幅広くなります。
児童養護施設での業務は、一般的な保育業務を考えると違う視点が必要となります。
何らかの事情があり、心理ケアを必要とすることが少なくありません。
時には障害を持つ子どもも受け入れるため専門的な知識が必要となります。
保護者の状況として93%は両親かひとり親がいるため、保護者の環境が整うまで養育をします。
子どもたちにとっては、家となる場所のため、24時間体制で対応します。
そのため体調管理が難しくなります。
また心理ケアも必要となりますので、保育所よりも難しさを感じますが、子供たちとの距離は近くなりやすく、親のような存在となり一般的な保育所ではできない経験ができます。
訪問型保育編
訪問型の保育サービスとしてベビーシッターがあげられます。
保育所と違うところはやはり訪問する所ではないでしょうか?
またイベント会場でも派遣として就業するなどの特徴があります。
7. ベビーシッター
ベビーシッターの仕事内容は、お客様の依頼によって異なるため様々です。
家事の手伝いも兼ねていたり、送迎の依頼があったりと保護者の手の届かない部分のケアする内容が多くなります。
また個人宅だけではなく様々なイベント会場での依頼もあり仕事内容は決まったものはありません。
保育士と比べると人間関係に対して悩むことは少なくなります。また体力の消耗も最小限となります。
しかし問題が起きた時は1人で対応をする必要があり不安要素の一つです。
基本的には派遣となりますので安定した給料とはなりにくいこともデメリットとなります。
まとめ
待機児童問題の解消として、保育業界ではこれだけ多くの就職先があります
保育士は保育園しか就職できないと思っていたけど、
こんなにたくさんの就職先があるんだね
それぞれにメリット・デメリットがあるから、自分が理想とする働き方に
マッチする場所を選びましょう